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踊る大捜査線 THE MOVIE3/ヤツらを解放せよ!
評価:★★☆☆☆
監督:本広克行
出演:織田裕二/小泉今日子
古くからのファンにとってはエピローグ的な面白さはあるが、全体的に地味な作り方をしている。魅力のあるキャラクターが多いので、それぞれにスポットが当りにくく、結果的に青島が全く活躍していない。続編あるいは再びTVシリーズを視野に入れているのかも知れない。
関連:踊る大捜査線 THE FINAL/新たなる希望
関連:交渉人 真下正義
予想していたよりも官能的ではなかったが、その先入観が余計にこの重い物語を逼迫したものにした。アイリスは母の死をセックスで忘れようとしたわけではない。ラストで自身が歌う「アローン・アゲイン」に象徴されるように、結局自分は一人であるという寂しさ・どうしようもなさを補完したかっただけだ。だがそこには同じ哀しみを背負う姉がいたり、自分の夢があったりするわけで、決してネガティブな映画ではない。
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
評価:★★☆☆☆
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也/綾瀬はるか
典型的なミステリーなので展開は先読みできるし、散りばめられた色んなアイテムも効果的に使いきることができなかった。藤原竜也はどの作品でも同じようなしつこい演技なので食傷する。俳優陣は豪華すぎるほど豪華なのだから、各キャラクターにもう少しスポットを当てるべきだ。
エキセントリックな光の映像美、魂の浮遊と幼い記憶が上手く関連付けられて進む前半は面白い。だが、一連のフラッシュバックが終わり、現在を追うだけの魂の彷徨しかない後半は退屈だった。思っていたほどエロティックでもなく、ドラッグも素材としてしか利用されず、兄妹の近親相姦的な絆が痛々しく見えてくる。