ロリータ
評価:
★★★☆☆
原題:Lolita
監督:Adrian Lyne
出演:Jeremy Irons/Dominique Swain
もっと狂気的でエロティックでなければならないと思う。監督はキューブリック版「ロリータ」ではなく、ナボコフの原作の雰囲気を保とうとしているようだが、ただ小説の一部を切り取るだけに留まっていて、オリジナリティが見えないのが残念なところ。
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ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
評価:
★★★☆☆
原題:Lotta Pa Brakmakargatan
監督:Johanna Hald
出演:Grete Havneskjold/Claes Malmberg
今度は自転車が欲しいとごねるロッタちゃん。実際にこんな子供がいたら親としては大変だろうな。だが、そのキュートな表情のおかげで、子供らしい屁理屈も許せてしまうんだ。そういう意味では子供に観せてはいけない映画。大人が楽しむ「萌え」な作品なのだ。
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ロッタちゃん はじめてのおつかい
ロッタちゃん はじめてのおつかい
評価:
★★★☆☆
原題:Lotta Flyttar Helmifran
監督:Johanna Hald
出演:Grete Havneskjold/Margreth Weivers
おませで生意気で頑固で自己完結的なロッタちゃん。よくある「はじめてのおつかい」的なエピソードが綴られるが、ロッタちゃんが行動すれば奇跡だって起こしちゃう。復活祭でのお菓子屋さんとのエピソードは感動的でもある。ここまで安心して観られる作品を他に知らない。バムセを結構ぞんざいに扱うところが笑える。
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ロックンロールミシン
評価:
★★☆☆☆
監督:行定勲
出演:加瀬亮/池内博之
何もない日常、何もないストーリーがそこにある。果たして「夢」は「夢」として成立しているのだろうか。自分に置き換えてみてもわからなくなってしまう。内容やテーマが悪いのではなくて、映像として作ってしまわない方が良かった気がする。
ロッキー・ホラー・ショー
評価:
★★★☆☆
原題:The Rocky Horror Picture Show
監督:Jim Sharman
出演:Tim Curry/Susan Sarandon
観客参加型のカルト・ムービー。カルトと言われる所以は、ここで描かれる世界観を許せるかどうかで観客を選んでしまうということだけだと思う。訳が分からないストーリーだが、ノリノリのグラム・ロックをミュージカル仕立てで付加しているため、理由なく楽しめるものになっている。これは実際に劇場で観るべき作品だし、原作となった舞台の方が楽しめるだろう。