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タイム・パラドックスSFとしては精緻に作り込まれており、視聴者をミスリードしていく構成も巧い。ブラッド・ピットのキレた演技が最高で、主人公のブルース・ウィリスはともかくとして、ヒロインであるマデリーン・ストウの印象が極端に薄い。
L.A.コンフィデンシャル
評価:★★★☆☆
原題:L.A. Confidential
監督:Curtis Hanson
出演:Russell Crowe/Guy Pearce
脚本に整合性があり、三人の刑事の事件が一つに収束していく過程が面白い。主人公達のキャラクターも良く、出世しか考えていないエドにも、打算的なジャックにも、もちろん武闘派のバドにも、しっかりと「刑事魂」がある。そのおかげでラストに爽快な印象を与えている。
Dr.パルナサスの鏡
評価:★★★★☆
原題:The Imaginarium Of Doctor Parnassus
監督:Terry Gilliam
出演:Heath Ledger/Christopher Plummer
「ギリアム調」と評するのが最も的確だが、鏡の世界の描写にあまり個性が見られないし、物語の焦点も定まらない。ただ、制作中に夭逝してしまったヒース・レジャーの遺志を継ぐ為に、ギリアム監督を始め、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの盟友(名優)が集い、一本の作品として完成させたというバックボーンは、やはり感動的だったりする。
THIS IS IT
評価:★★★★☆
監督:Kenny Ortega
出演:Michael Jackson/Orianthi
リハーサル映像のコラージュが一本の映画になってしまうMJのスター性が眩しい。キング・オブ・ポップの名に相応しい完成されたパフォーマンス、最高のステージにするために徹底的な演出が行われる様は確かにドラマであり、スペクタクルであり、MJの突然の死によってカタストロフィにもなる。素敵な夢をありがとう、マイケル・ジャクソン。